GRAND SLAM

GRAND SLAM

『GRAND SLAM』は、河野慶による日本の高校野球漫画です。廣戸聡一が技術協力として参加しています。本作は、『週刊ヤングジャンプ』（集英社）で2011年から2014年まで連載された後、2014年からは『となりのヤングジャンプ』で連載されています。

あらすじ

物語は、主人公の世界一心（せかい いっしん）が、野球への憧れを胸に神奈川県立美咲高等学校に入学するところから始まります。野球未経験者である一心は、弱小野球部で甲子園出場を目指すことになります。美咲高校は、実在する横浜市立桜丘高等学校をモデルとしています。

登場人物

美咲高校

神奈川県立美咲高等学校は、グラウンドが狭く、他の部と共用で使用しているという設定です。

野球部

世界 一心（せかい いっしん）
本作の主人公。右投右打の投手。背番号18。野球は未経験だが、亡き祖父との約束を果たすため、野球部に入部を決意します。抜群の制球力と、身体操作能力の高さを持ち、初見のシンカーをホームランにするなど、潜在能力を発揮していきます。
蔵座 直哉（ぞうざ なおや）
右投右打の捕手。背番号2。中学時代は名門シニアで活躍しましたが、怪我により強豪校からのスカウトを逃し、美咲高校に進学。甲子園を目指し、チームを引っ張ります。
古藤 計（ことう けい）
右投の選手。背番号20。一心を応援する心強い同級生。研究熱心で観察力があり、スコアラーを担当。後に選手として出場します。
前田 龍秋（まえだ たつあき）
右投右打の投手。背番号1。3年生でエース。シンカーを得意とする。気分屋な一面があり、スタミナ不足が課題です。
古賀 桂治（こが けいじ）
右投右打の捕手、一塁手。背番号3。3年生でキャプテン。厳しく熱い性格で、チームをまとめます。
川戸（かわと）
右投左打の遊撃手。背番号6。3年生。一番打者。髪にメッシュを入れています。
椎名（しいな）
右投右打の三塁手。背番号5。3年生。小柄な体格です。
セドリック伊藤（セドリックいとう）
右投右打の内野手。2年生。海王シニア出身で、チームのムードメーカー。
水戸 宗介（みと）
右投右打の投手、右翼手。背番号11。2年生。弱気な性格です。
加藤 正美（かとう まさみ）
左投左打の投手、中堅手。背番号10。2年生。メガネをかけています。ワンポイントリリーフとして活躍。
福本 幸一郎（ふくもと こういちろう）
右投右打の捕手、左翼手。背番号12。2年生。巨漢で、いつも何かを食べています。
小松 潤（こまつ じゅん）
1年目の野球部顧問。野球のルールに疎い素人監督です。
蓮池 南（はすいけ みなみ）
左投左打の陸上部員。右翼手、投手。背番号9。全中陸上100ｍファイナリストで、ジャベリックスローの日本ジュニア記録保持者。強肩を生かし、野球部に入部します。
結衣（ゆい）
1年2組の生徒。野球のルールは知らないが、野球に熱心な世界と蔵座に興味を持っています。
未来（みき）
1年生。結衣の友達。面倒見が良い性格です。

私立横須賀蒼徳学園

神奈川高校野球「特Aクラス」の強豪校。10年前に不祥事を起こし、美咲高校と練習試合をするようになります。

本田 勝彦（ほんだ かつひこ）
右投右打の遊撃手。背番号6。1年生。中学時代は海王シニアで活躍。AA世界野球選手権の日本代表。
力丸 剛也（りきまる たけや）
右投右打の一塁手。背番号3。1年生。南葉シニアの主砲。蔵座を恨んでいます。
岩切（いわきり）
右投左打の捕手。背番号2。キャプテン。
保科（ほしな）
左投左打の投手。背番号1。エースピッチャー。最速145km/hのストレートを投げます。
片山 康孝（かたやま やすたか）
右投右打の二塁手。背番号4。3年生。リトル時代に日本一。
栗山 勉（くりやま つとむ）
左打の中堅手。背番号8。2番打者。
大熊 壮一郎（おおくま そういちろう）
野球部監督。昔は厳しさから「狂暴な熊」と呼ばれていました。

その他の登場人物

山本 源輔（やまもと げんすけ）
コーチ・整体師・スポーツアドバイザー。伝説のコーチで、身体の使い方を追求した指導法で多くのアスリートを育てました。
世界 三郎（せかい さぶろう）
一心（いっしん）の祖父(故人)。拳法の達人であり、源輔とは盟友でした。

『GRAND SLAM』は、野球未経験の主人公が才能を開花させていく過程や、チームメイトとの絆、ライバルとの戦いなど、高校野球の魅力を余すところなく描いた作品です。

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